生徒会長に任命します!〜会長だって恋する乙女?!〜


「……ふぅうんっ。やだぁ……」

 すでに着ていた制服は、ベッドの下に脱ぎ捨てられていて。

 下着の中に手を入れたタツキは、私の耳を甘噛みした。

「俺だけを感じて、千紗」

 耳元でそう囁くタツキは、私の下着を取り払った。

「タツキ……タツキっ……。もう、ダメ」

「いいよ。千紗、声、聞かせて」

「……やあっ。タツキっ。あああっ」

 ビクンと身体が跳ねた私はもうぐったりとしていて。

 でも、少し汗ばんだ私の頭を撫でるタツキの背中に手を回した。

「……タツキ。いいよ?私、明日学校休むから」

「ははっ。じゃあ、明日は1日中ベッドの中で過ごさなきゃだね」

「……もうっ。……ああっ。ふうあっ」

 タツキは私にキスを落としながら、熱く固くなったものを私の中に埋めた。

 もう、何が何だか分からなくなるほど、タツキの名前を呼んで。

 お互いの熱い身体が触れ合うたびに、そこがさらに熱くなる。

「タツキっ……」

 言おうかどうか迷ったけど。

 なんとなく、口にするのは恥ずかしいから。

 タツキ、ごめんね?

 少しでもあなたを信じなかったこと、やっぱり後悔してるわ。

 タツキの真っ直ぐで甘い気持ちに答えられるように、私もあなたに伝えるから。

 好きよりも、大好きよりも。

「………愛してる」

 私とタツキの甘い甘い夜は、まだまだ続きそう。



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