鈍感カレシと妄想カノジョ
「〜ということで、みなさんは今日からこの学園の仲間です。苦しい時や悲しい時はみんなで助け合いましょう。これで終わります」


はぁ…やっと終わった。校長の話かなり長いよ…疲れた。でも次は旬が話するから見てなきゃ。


「新入生代表…酒城旬!」
「はい!」

旬が舞台上に上がった瞬間、新入生だけじゃなく在校生も騒ぎだした。


「あの方すごくあたくしの好みだわ。」


なんて声がたくさん聞こえる。

この学園はお金持ちがたくさん居る。旬や旬の両親にお金を積めば、旬一人なんてどうでもできる。
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