時には、こんな始まり方も
寝てる……。


なんでだ?どうしてだ?

俺、そんなに長くシャワー浴びてた?




さんざん誘っておいて、それはないだろ雫ーーー!!


俺は心の中で声にならない叫びをあげていた…。



せめて、せめて話だけでも聞いて欲しかった…、がっくりと肩を落としていると

「ん、マサ君。」


雫の寝言が聞こえてきた。

俺の名前を呼んだ雫は笑顔を浮かべて眠っている。

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