時には、こんな始まり方も
「今日は何か予定ある?」

「ううん。」


「良かった。じゃあさ、うち来ない?」


「いいの?行っても。」

「もちろん。あ、いや、順番間違えたな…。」


マサ君は困った顔をして首の後ろに手を置いた。


そんな様子を見ながら、涙も止まってきた私は考えていた。


告白。

きっとマサ君は今返事をしてくれようとしてる。

だけど私、告白した事はっきり覚えてないし。

もう一度、きちんと伝えたい。


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