時には、こんな始まり方も
「そんなの、私恥ずかしいよ。」


小さな声で反論してみる。

「恥ずかしい?なんで?服着てていいよ?目が覚めたらゆっくり脱がすから♪」


服着てていいよ?

ゆっくり脱がすから?



もう、何にどう反論したらいいのか分かんない位恥ずかしくて、頭の中はパニック。


マサ君はニコニコ楽しそうにしてる。


「意地悪…。」

私は真っ赤な顔で呟いた。

「昨日の仕返しだよ。俺がどれだけ辛かったか…。欲望と理性が一晩中闘ってたんだよ、雫のせいで♪」



うう〜〜。

やっぱり私の事からかって遊んでる〜。

悔しいけど、事実なだけに言い返せないし。


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