ボクと僕。
あれだ…
近い…
「ご、ごめんっ…」
ていうか、ここ…違うクラスだぞ上原…
「だ、だって…今日…最後だし…行けって…」
う~ん…どうやら僕の味方は誰もいないらしい…
クラスどころか、廊下から覗いてるヤツまで…僕を刺すような視線で…
僕は変な汗をかいていた…
上原は…また精一杯なようで気がついていないようだ…
頼む…
早く気がついてくれ上原…
「あの…よかったら…」
僕の願いは上原には届きそうもない…
「い、一緒に…夏の課題やりませんかっ…!」
上原が叫んだ
課題…課題か…そうか…
僕は…数学が苦手だけど…上原は何か苦手なのは…?
と、聞きながらキョトンとしている上原も可愛く思った
借りてきた猫って、多分こんな感じなんだろな
とりあえず…さ。
場所…変えさせてくれないかな…?
変な汗と脳の整理をしたいんだ…