ボクと僕。
とりあえず…図書室に連れてきた



もちろんここにも味方はいない…が、敵も見当たらない



僕のお気に入りのポジションまで来て、おもむろに切り出してみた…




ね。上原…メールとか…電話じゃダメだったのか…?



「出てくれるとか…心配で…それに…」




僕…さ…



「うん…ちゃんと…出てくれる…って思うんだけどね…」








ああ…僕もバカだな…




上原も…僕も…




こういう時の接し方を知らないだけなんだ…




僕こそ、ごめん。
せっかく友達になったのにな…連絡しなくってさ…


「んーん…ボクのほうこそ…」







目が合った…






近い…


今なら…心の距離まではかれそうな…そんな近くに…






大きな目があって…




整った鼻があって…




柔らかそうな唇が…あって…
















〈ゴッ!!〉













なぜか僕らは頭突きをした…



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