ボクと僕。

止まったココロ

最初のうちは…

上原のことが…

どうしょうもなく…気になった


でも。
僕の中の臆病なところが…上原とかかわることを拒絶しているかのように…心を支配していた



あれから課題は全く進んでいなかった…いや、進むわけもなかった…


本来の僕は当たり前のように夏休み最後の時間でやるようなタイプの人間だった





今思えば、上原と過ごした夏休み最初の一週間が…とても愛おしく感じてくる…

なんで僕は彼女を拒絶したのだろう?








そんなことばかり…独りきりの部屋で…毎日のように考えていた










部屋中の漫画も読み飽きると…何となく外に出たくなった








何かが満たされるわけも

何かが変わるわけでもないのに…
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