ボクと僕。
こうなったら…正直に話した。

あれから課題が進んでないこと…
僕から連絡するのが恥ずかしかったこと…


上原はガッカリしながらも「私も…ね」って答えてくれた


でも、ひとつだけ…

『君のことが大切で…大切で…ずっとそばにいたい』と思ったこと…これだけは言えなかった


いい機会とばかりに他にも、
色々な質問をされた

とりあえず正直に答え…たと思う…


「もぉ…」

怒った仕草もまた可愛い…なんて声にしたらさすがにバツが悪いよな


「あの~?聞いてます…?」

うっ;目が座ってる…
ご、ごめん;何だっけ…?



「あ~…聞いてなかったの?な~んだぁ…」


うぅ…だからごめんってばっ…!



なんだぁ…?上原ってこんなに強かったっけ…;
明るくはあるけど…もっと大人しめな…


「…どしたの?」

え!?いや、今日の上原…なんか違うなって…


「そ…かな…?今日のボク…変…?」


正直そういう聞かれ方は困る…



変じゃないけど…さ…


「…ん~?じゃあ?」


今日の上原…元気いっぱい…だよねって?あ、あはは…



一瞬、きょとんをした顔をして…

「誰にでも…こんなボクを見せてるわけじゃないんだよ…?」


って、

うーわー!
そんな上目づかいで僕を見るなぁ~!




そんな僕を見て上原は、悪魔のような笑顔で






「ドキドキ…しちゃった?」


…なんて聞いてくる;

ああ…もうこの世…少なくとも半径2メートル以内の世界には神様はいないようです…











…た。



「ん~?」



したよっ!
ドキドキしました~!!!




「あはは♪ごめんね♪?」




くそぅ…なんか…






なんかっ!



僕達…恋人同士みたいじゃないか…!?
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