ボクと僕。
「だからっ!違うんだってばっ!」


「え~?強く否定するのがますます怪しぃ~…♪」


「だ~か~らっ!」






………。

あれからというもの、ハルカと坂田に力関係ができた。
と、言っても弱みがある坂田が一方的に負けているのだが…

戦場となるのは相変わらず僕の席…。

だから、何で、僕を巻き込む…;


珍しくタクミのヤツも顔面汗だくで黙ってるし…助けは期待できない…か





タクミと坂田。

とりあえず…友達には戻れたらしい




「ま、復縁はないわ。だって好きじゃないし?」

…とは、坂田の弁。
まぁ…元からタクミが悪いんだしな。うん。






と、急に坂田の怒りの矛先が変わった



「ちょっと!黙ってないで何か言え~!!」

グッと、坂田に襟を掴まれミキサーにかけられる僕…



だから僕にどうしろと…




「ハッキリと『愛してる』って宣言したら?」


変な助け舟はタクミからだった…

またまた…ご冗談を…ていうか他人事のように言うなっ!



「んふふ~♪」
そんな状況で一人楽しそうなハルカ様。悪魔の笑顔ですよ…





こうなればヤケだ…!











あ、愛してるよ…







………





…って、みんななんでノーリアクション…











横目でこっちを睨んでる坂田が一言。



「だから。誰を?」






あ…そこですよね…大事なのは…




そうだよ…



ハルカ…愛してる…!
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