貴方に捧ぐ初恋
スラッと高い身長。
端整な顔立ち。
明るい話し声。
意外と真面目なところ。
優しさを隠すために突っ張ってたところ。
話すきっかけは、天敵のお陰だった。
中学で、初めての中間テスト。
小学校からの天敵、山本と得点の言い争いをしていた時。
笑いながら忠告してくれたのが貴方だった。
「山本、中田、全部点数聞こえてるぞ。」
この時、初めて、彼、渡部勝との接点ができた瞬間。
地味で可愛くない私。
男の子と本気で言い合いをする日々。
たくさんの友達もできて、楽しく毎日が過ぎていく。
こんな中学校生活を送る私は、あるきっかけをもらう。