貴方に捧ぐ初恋




昼休みだし、手洗い場にはほとんど誰もいなかった。




「えっ?誰にも言わないでね?塚本君。小学校のときから…」




そういう、佳奈子はとても可愛い。




もともと、目がくりっとしてて可愛いんだけど…




「さく、私、トイレ行って来るから、後お願い。」




「うん。」




そのとき考えていたんだ。




私に好きな人はいるのかって…




ボーっと考えていると、いつの間にか佳奈子が帰ってきていて私に聞いた。




「さく!もしかして渡部の事好き?」




「へっ?」





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