貴方に捧ぐ初恋




その夏期講習で、その高校に合格できるような力をつけようと思っていた。




「中田、志望校決まった?」




そう聞いてきたのは、渡部。



このときは、月に1回席替えをしていた。



そして、2回連続で、お隣同士。




「まだ、決まってないよ。大方、公立だと、O高校かS高校かなぁ?」




「私立は?」




「一応、H高校かG高校。」




すると、渡部は考え出す。




そんな時、ドアが開いて、先生が入ってくる。




「おーい、できたか?」




「「「「まだ!!」」」」




皆で言う。




すると、先生が言った。



< 44 / 81 >

この作品をシェア

pagetop