貴方に捧ぐ初恋
その夏期講習で、その高校に合格できるような力をつけようと思っていた。
「中田、志望校決まった?」
そう聞いてきたのは、渡部。
このときは、月に1回席替えをしていた。
そして、2回連続で、お隣同士。
「まだ、決まってないよ。大方、公立だと、O高校かS高校かなぁ?」
「私立は?」
「一応、H高校かG高校。」
すると、渡部は考え出す。
そんな時、ドアが開いて、先生が入ってくる。
「おーい、できたか?」
「「「「まだ!!」」」」
皆で言う。
すると、先生が言った。