貴方に捧ぐ初恋
「なべ、雰囲気変わったなぁ。好きな子とかできたんか?」
そういわれて、ほかの子たちがザワザワしだした。
「中田となべ、付き合ってるんじゃなかった。」
私に爆弾を落としたのは、河津。
思わず、私は、ムキになってしまった。
「付き合ってない!!なんでそんなこと言うの?私はなべが好きでもなければ、なべも好きじゃないよ!!なぁ、なべ!!」
「…。」
何も言わない、なべにムカッと来た私は…。
「せっかく否定したのに、否定しなよ!!腹立たないの?」
それでも何も言わない渡部。
暴走を止めたのは、先生。
「中田、うるさいぞ。しかも、そんなにムキにならなくても…。」