貴方に捧ぐ初恋
遡ること2ヶ月。
中学、最後の委員を決める中、私は心残りであった、学級委員をしたいと思った。
男子は、すぐに決まった。
なぜか渡部。
女子は私のほかに鈴木佑香さんが立候補した。
この鈴木さんは、しっかり者で、回りの子達から慕われている子だった。
そして、1学期の学級委員だったのだ。
担任の先生の意向で、多数決で決めることが決まった。
18対19で、鈴木さんの学級委員が決まった。
当然だと思った。
「じゃぁ、学級委員は渡部君と鈴木さんで決定。」
先生が言い、委員は次々決まっていき、やがて休み時間となった。