貴方に捧ぐ初恋



そういいつつも、なんだかんだ協力してくれた塚本。



決戦はバレンタインデー。



でも、私は男の子に渡すつもりはまったくなかった。



だから、義理も本命もあげてない。





学校でも凄かった。




中学最後のバレンタインは命がけ。



中学3年生。



大人になった気になる時期。



今から考えたら子どもなのに…。



皆、気合入ってたなぁ。



もちろん、好きな人の情報を得ようとしている。



このとき、流れた情報が、好きなタイプ。



渡部の好きなタイプの情報も流れた。



バレンタインなんて



バレンタインなんて




受験生の私には関係なかった。




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