貴方に捧ぐ初恋


こんな風に言われたら嬉しいじゃない。



「さく、私たちはさくの気持ちを最優先するよ。」



妃菜と麗夏ちゃんがどこからか出てきて言った。



「さくの幸せを願ってるからね。」



気遣ってくれる友達がいてくれて良かったと心底思った。



私は思わず、笑って言った。



「でも、ギザだよね?チョコレートケーキ置いていくなんて!」



「ホントだね。今はやりの逆チョコ?」



妃菜がそう言って笑う。



こんな事から始まる恋もあるかもしれない。



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