星空の下で
「実はねうちの親再婚したんだ孝ちゃんも知ってると思うけどうちのママ私が小さいときに死んじゃたじゃん」
 「うんそれは知ってる」
「それでね私が中三の春に奏子さんていう新しいお母さんが来たんだ」
 「それで」 「最初のうちは仲良くなろうと努力したんだけど」
   「だけど」
「なんかよく分かんないんだけど仲良くしようとすればするほどなんか避けちゃうんだ嫌いって訳じゃないんだけど」
「それで出てきちゃったの」
  「奏子さんと喧嘩してひどい事言ちゃってそれで」
 「どんなこと言ちゃったの」
「奏子さんは私の本当のお母さんじゃないみたいな事」
 「それで家飛び出しゃったんだ」
「うん、どうして良いかわからなくなっちゃて」
 「でも悪いと思ったんじゃないの」
  「なんでそう思うの」
「だって俺の家に来たんだって奏子さんにムカついて来たんじゃ無いしそれにさ」
  「それになに」
「認めたくないんじゃないの奏子さんがお母さんになること」
 「えっ」「嫌いとかそういう理由で避けてるんだから怖いじゃないの認めちゃうと本当のお母さんの事忘れちゃうじゃないかって」
「そうなのかな」
 「だからさ気持ちの整理がつくまで居ろよ」
   「ありがとう」
俺はその言葉を聞き部屋にもどった。




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