ピンクの小指
「河田 智くーん、診察室にお入り下さい」
「やっとだね。行こうかぁトモ君。…じゃお先に…」
「あっ、頑張れよ!トモ君」
「あれ?お帰りトモ君。どうだった?」
「はぁ…、何か熱がすっかりと下がっちゃったみたいで…一体何だったんだろうね。トモ君」
再びトモ君はすいちゃんにニンマリ…
「良かったじゃない。…何だかすいも熱下がったような…」
「遠藤 翠ちゃーん、診察室にお入り下さい」
「おっ、今度はすいの番だな。…あの…何も…、都合がよければ待っててもらってもいいですか?」