ピンクの小指
『はい。宜しくお願いします…ええ。是非。ええ…そうですね…』



ん?お母さん電話かなぁ…

『ええ。では…はい。失礼します……』


「ただいまぁ」

『あらっお帰り。何か飲む?』

「うん。牛乳がいいなぁ。誰からの電話だったの?」


『…お父さんの同僚の奥さんよ…』

「ふーん。お兄ちゃんは?」

『智はまだよ。』


「んじゃ、お風呂、お兄ちゃんに使われる前に先に入るね」


『そうね。すぐに入れるわよ』


「はーい」
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