ピンクの小指
『うんぎゃーーーっ ほんぎゃーーーっ』

「おいっ!どうしたんだよぉ」

『うぎゃーーーーっ』

「ミルクは飲ませてきたしなぁ…おーよしよし。」

『おんぎゃーーーっ ほんぎゃーーーっ』

「熱上がったのかぁ 。かわいそうになぁ、すい」





んーと…この顔の泣き方はぁ…




「オムツは?」

「へ?オムツ?」

「きっと、オムツですよー。取り替えてあげたほうがいいですよ」

「そっかぁ。オムツかぁ。悪かったな。すい。今、取り替えてやるからなぁ」


「あそこにオムツ替えベットありますよ」

「……」

「あそこのカーテンがあるとこ…」

「忘れてた!」

「へ?」

「焦って出てきたんでオムツまで気が回らなかった…」

「ああ、じゃあ受付に行けば貰えると思いますよ。私、貰って来ましょうか(笑顔)
サイズは…Sでいいですか?」

「…オムツに…サイズなんてあるんですか…?」


へ?

「そりゃあ…赤ちゃんだって成長するし体格もみんな違うし…」

「そっかぁ……。 俺って…ダメパパだなぁ…」




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