俺様の奴隷
誰やコイツ…


『てか俺ら
先帰ってるわ〜』


『ちょ…待てや』


俺の事なんて
無視してゆーとテルは帰った。


くっそぉ…


俺は女に視線を向けた。


『で…なに?』


『はじめ…先輩ですよね』

なんで名前知ってんねん


制服のリボンの色で
2年だと分かった。


『せやけど…誰?』


『あっ…この前…
助けてもらった…んですけど』


ん?
あ…!!思い出した。


『…あの時のか
別に助けたつもりないで』

『嬉しかったです…
ありがとうございました』

『…あぁ』


女は俺を恥じらいながら
チラチラ見た。


『…あの…先輩の
アドレスとか…番号
教えていただけませんか?』


いきなり何コイツ


『ごめんな』


そう言って
俺は女の横を通りすぎる。

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