俺様の奴隷
〜キーンコーンカーンコーン〜

終わった…。


会わへんように
俺は素早く帰る準備をした。


『じゃーなあー』


ゆーとテルに手を振り
教室を出た。




『…はじめ先輩…』



『…』



会わへんつもりやったのに…



『…もうええ言うたやろ』


『あの…これ…』



抱えていた袋を俺に
つきつけた。



『…返すの忘れとって…
すみません…』



『…あぁ…じゃ』



コイツ見てたら
俺何するかわからん。




『先輩ッ…!!』



俺は背を向けたまま止まった。



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