だいすきだよ。
柚木璃玖は長身で三崎翔みたいにチャラチャラしてなくて普通にカッコよかった。

「ハルちゃ〜ん♪♪目が乙女になってるよ〜♪」

杏がニヤニヤしながら言ってきた。

「ハッ!なってないし!!そういう杏こそ三崎翔居るよ〜話しかけなくていいの〜?」

あたしはムキになって言い返した。そこまでは良かったんだけど杏も負けじと言い返してきてしまった。あたしもまた言い返しちゃって‥それがだんだんエスカレートしていってしまって………

「杏のボケナス!!チービ!!」

「ハルちゃんのバーカ!巨人!!!」

と、小学生レベルの言い合いになってしまった。そしてついに今まで黙っていたメグがキレた。

―――バシャッ!!

「アンタ達は今何歳なのよ!!そしてハル!アンタなんてバレー部を代表する人なんでしょう!?」

「「はい‥」」

あたし達はメグがかけてきた水でビショビショになりながらも2人でおとなしく引き下がった。
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