イケメン彼氏にご用心!?






朝日が、カーテンの隙間からさしてくる。


裸で抱き合って寝てたみたい。

身体には白いシーツが一枚、二人に巻かれている。


私は身体を起こした。


「ん…千帆、おはよ…」


寝ぼけ眼の優介が、私の頭をポンポン叩いた。



ふと、左手に目をやると


シルバー色の綺麗なリングが。



「なにコレっ…!?」


「あ、気付いた?」


「ちょ…コレは…どーゆう?」


突然の出来事に、目を丸くしていると


「卒業したら、結婚しよう」


真剣な表情の優介が言った。


ホントに本当に急な出来事だった。



「はい…っ」


涙を流しながら私は言った。







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