幸福
「いえいえ!とんでもありません!!」


(ねえ…??お母さん。)


「では、私はこれで。」


(私はあのまま悪魔に支配されてた方が[幸福]だったよ??)



男がドアを閉めると、母親が悪魔のような顔をして振り返る。



(だって…例え本当に悪魔に憑かれて自分を傷つけるようになったとしても…)



「全く!アンタのせいで無駄な金を使う事になっちまったじゃないか!この役立たず!!」



(あなたから打たれるよりはマシだと思うから…。)
< 40 / 41 >

この作品をシェア

pagetop