チョコと焼酎~   st.valentin



竜二が、3個目のチョコを食べて、最後の1個は私の口に入れた。


「おいしいだろ?」


「うん!」

我ながら、上出来!


頑張って作って良かった!


溶けていくチョコが、口の中に広がっていく。


飲み下さないうちに、竜二の舌でかき回された。


甘い香りと、甘いキスで、私も溶けていく。

この日、私達は初めて私のベッドで、ひとつになった。



< 101 / 116 >

この作品をシェア

pagetop