チョコと焼酎~
st.valentin
「コタツ、電源入ってないぞ。
寒いとこで、よく眠れるな。
風邪ひくぞ」
おコタのスイッチ入れて、抱えてきた食材を冷蔵庫に入れて、私の横に座った。
「カニ鍋の材料持ってきたから。
生キャラも、買ってきたぞ。
今食うか?
オ~イ、起きろよ」
コタツから、出られない。
きっと目が腫れてる。
私のくせに、不覚にも泣きながら眠ってしまった。
コタツの中から、竜二に話しかける。
「何しにきたの?」
「はぁ?
オマエ、メールしてきただろ?
だから、カニ持ってくって………。
てめえ、俺の返信見ないで寝てたのか?」
返信?
私は、コタツから手だけ伸ばしてバッグを取ろうとした。
…………届かない。
「こら、いい加減出てこいよ。
話しもあるし」
竜二に腕を掴まれて、引っ張り出された。
目が合ったら気まずい。
うつむいたまま、バッグから携帯を出して、着信を見る。
確かに、
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今バイト終わった。
一回帰ってカニ持っていく。
楽しみに待ってろ
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