チョコと焼酎~   st.valentin



竜二の答えが、怖くて、待つのに堪えられず、寝室に逃げようと立ち上がった。


「キャッ!」


「逃げんな」



竜二に、背中から、

抱き締められてる。


「ありがとう。

待った甲斐があったよ」





「……え?」



何を、待ってたの?



「俺も、香坂が好き」


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