好きになってくれますか?


気づけば外は暗く

時間は七時になっていた


「じゃあ、そろそろ終わりにしよっか」


「はい」


グゥゥ~

二人のお腹の音がハモった

一瞬止まった空気

そして二人で笑いあった


「何か食べに行くか!俺ごちそうするからさ」


「そんな悪いですよ」


「石黒さんにだけ残業させちゃったし、遠慮しなくていいよ。車回すから会社の前で待ってて。」


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