好きになってくれますか?


着いたのは大人な感じのお店

あたし場違いじゃないかな

通されたのは個室


「何でも好きなもの頼んで」


あたしは大好きなエビフライを選んだ

また緊張して食べれない

かと思ったら

お腹が空きすぎてたのと

ものすごくおいしくて

パクパク食べれた


「そんなにおいしい?」


「えっ!?」


「すごい幸せそうな顔してるから。なんか俺まで幸せな気分になるな」


竹内さんは手を止めて

あたしの方を見ていた


「そんなに見ないで下さいよ」


恥ずかしくて目をそらす


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