LIVE LIFE LOVE
「でわこちらにどうぞ・・」
私は中学の時に病気の宣告を受けた、あの部屋に導かれた。

部屋はあまりに殺風景で私のいやな記憶をよびさました。


「検査結果ですが・・・準備はいいですか?」

私は黙って頷いた。


「結果ですが・・・脳にわずかながら萎縮している後が見られます。

心臓の方もだいぶ・・・」


覚悟をしていたことだが、やはり現実を受け止めるには、私はあまりに若すぎた。


目の前が真っ暗になっていく。

私は声を振り絞って、聞いた。


「私の・・・私に残された時間は・・・?」
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