LIVE LIFE LOVE
箒を取りに行って、教室をはく。


二人の間に長い沈黙。

とても気まずい。

その時、三島君が口を開いた。


「吉岡ってさ・・・俺の歌聴いたことあるよね?」


「えっ?」

私は驚いた。彼は私を覚えていたのだ。


「あの時はさ・・・泣いてる女の子がいてさ・・・声かけても帰っちゃうし、ほんとビックリしたよ」


「ご、ごめん・・・」


「別にあやまらなくてもいいよ・・・でさ俺の歌どうだった・・・?」

「すごい良かった。なんていうか・・・私の心に突き刺さった。」

「ほんとに?お世辞でもうれしいよ。」

「お世辞なんかじゃないよ。ほんとに良かった」
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