LIVE LIFE LOVE
その後は、掃除が終わるまであっと言う間だった。

掃除が終わると、とても切ない気がした。


「あのさ・・・俺、毎週日曜日、あそこで歌ってるから・・もしよかったらきてくんない?」


「うん!!!絶対行く。」

「ほんと?約束な!!」

私たちは指切りをして、約束をした。

教室を出て、彼と別れて校門に向かった。

唯が私を見ると近寄ってくる。

「どうだった?」

「すごいはなせて良かった。」

「そっかぁ。帰ろう。帰りは質問責めだかんな。」

電車の中では、唯の質問責めだった。
< 59 / 187 >

この作品をシェア

pagetop