まだまだ私は4番目。
あ。しまった!
別に達哉さんはデートなんて一言も言ってない。

証拠に顔を赤くしている。
私がランチって実質デートじゃん、って思い込んでたからつい…。

達哉さんは照れたように笑って、恥ずかしそうに呟いた。

「実は…。僕、女性と二人きりで出掛けるなんて初めてだから、どんな格好をしたらいいのかわからなくて…。」

「ええっ!」

つい大きな声が出てしまった。
だって、達哉さんがデートしたことないなんて信じられないもん。

一般的に見て、達哉さんってかっこいい方。爽やかな印象だし、頭もいいし、しかもお金持ち!
< 39 / 104 >

この作品をシェア

pagetop