まだまだ私は4番目。
「僕もそうだけど、瑞希さんは大きな会社の社長の娘さんだ。将来瑞希さんの夫になる人は、会社を継ぐことになるかもしれない。
…翔さんが1番に勉強を大切にするのは、将来会社を経営する気でいるからかも…。」

「そんなことありませんっ!」

「君の心が自分から離れない限り将来は保証されたも同然。だから離れないように適度に付き合っている。
瑞希さんが他の男と会うのなんて…翔さんは気にかからない。」

「…そんな…こと…。」

「でもそう考えたら辻褄が合う。瑞希さんは利用されてるだけかもしれない。」
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