まだまだ私は4番目。
パッと、クリスマスツリーが輝きだした。
うわぁ…という歓声が辺りからもれた。

私もツリーを見て、子供のようにはしゃいだ。

「達哉さん!綺麗ですね…!」

「本当に…。」

輝くツリーに照らされて、辺りのカップル達は幸せそうだった。

私も…幸せに見えますか?

達哉さんは、ツリーから私に視線を移し、妙に緊張したような声で私に話しかけた。

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