*制服のボタン*I love it forever*
つまんねぇ日常。
退屈な毎日。
ウザイ女達。
俺にまとわり付いて、聞きたくもねぇ話し聞かされ、ベタベタ触んな。
川上 陵弥 高2の春。
俺にまとわり付いてるウザイ女ども。
香水臭ぇし、鼻に付くタルイ喋り方にもウンザリした。
スッと立ち上がり、気だるい朝の教室でウザイ女達に背を向けた。
「ちょっとぉー陵弥ぁーどこ行くのぉー」
って、ウザッ!
何の刺激も魅力も感じない女達。
「チッ、マジウザイ」
「ヨウッ陵弥、サボリ?」
教室を出た所で声を掛けられた。
俺の親友、立谷 卓。
「あぁ、ちょっと中庭…」
「ふうぅん…中庭ねぇ…」
な、何だよその言い方!?
「まっ、精々気の済むまで、眺めて来れば」
そう言ってニヤリと笑う卓に。
「ばーか!そんなんじゃねぇ」
そう言うと、教室に向かう人並みに逆らいながら、中庭に向かった。