*制服のボタン*I love it forever*
明日から夏休み。
さて、凜花は何したいって言うかな……
って、あれ……凜花遅い?
待ち合わせの下駄箱に凜花の姿はなく、仕方なく下駄箱に寄り掛かる。
「あれ…凜花は?」
そう言って来たのは沙織ちゃん…
「随分前に教室出たけど…」
はぁ?…
「俺が来た時はいなかったけど…」
「陵弥、携帯は?」
卓に言われて携帯を鳴らしてみる……
コールするだけで出ない凜花。
ザワザワと胸騒ぎがし始める……
顔がだんだん引き吊って来る俺に卓が。
「まさか…あの女じゃ…」
あの女……平山…
まさか……いやあり得る。最近は音無くしてるが、柄の悪いのと付き合いがある様だし…まさか凜花に……
俺にあんなに言われての腹いせが凜花に向いてもおかしくない……
…まさか……
「陵弥!凜花ちゃんと平山が体育館の裏の方に行ったの見たって」
体育館裏……倉庫か…
俺は走り出していた。
「り、陵弥!!」