*制服のボタン*I love it forever*

明日から夏休み。


さて、凜花は何したいって言うかな……




って、あれ……凜花遅い?

待ち合わせの下駄箱に凜花の姿はなく、仕方なく下駄箱に寄り掛かる。



「あれ…凜花は?」



そう言って来たのは沙織ちゃん…


「随分前に教室出たけど…」


はぁ?…



「俺が来た時はいなかったけど…」



「陵弥、携帯は?」



卓に言われて携帯を鳴らしてみる……



コールするだけで出ない凜花。



ザワザワと胸騒ぎがし始める……

顔がだんだん引き吊って来る俺に卓が。



「まさか…あの女じゃ…」



あの女……平山…


まさか……いやあり得る。最近は音無くしてるが、柄の悪いのと付き合いがある様だし…まさか凜花に……

俺にあんなに言われての腹いせが凜花に向いてもおかしくない……





…まさか……






「陵弥!凜花ちゃんと平山が体育館の裏の方に行ったの見たって」




体育館裏……倉庫か…



俺は走り出していた。




「り、陵弥!!」





< 114 / 261 >

この作品をシェア

pagetop