*制服のボタン*I love it forever*
親の海外赴任をきっかけに、入学と同時に1人暮らしを始めた。
女は絶対に連れ込まない。
押し掛けられたくないからな。
女なんて…
そう思っていたはずだった。
数ヶ月前までは…
入学直後から、サボリ常習犯の俺。
時々、卓も一緒だけど。
中庭にある古いベンチが俺の特等席。
「あ…」
中庭に行くと、いつもの特等席に誰かがいた…
そこにいたのは…
…噂の女…
そして…
女なんてって思っていた俺が、ここ数ヶ月興味を持った女。
この出会いは、偶然なのか、必然なか…
本当に噂通りの女なのか、知りたくなった。
ベンチに寝そべる女を覗き込む。
「先客か…」
すると、慌てて上体を起こした女がポカンとして俺を見上げた。