*制服のボタン*I love it forever*
声のする公園の中へと足を踏み入れた。
目に飛び込んで来たもの…
人気のない奥のベンチに男数人に襲われかけてる女が。
「…平山…?…」
しかも男って、あの時凜花を……
…蘇る怒り……
あの光景がフラッシュバックした時…
「オイッ!!ふざけんなッ!!」
って、男達をボコってた。
「お前らのせいで、凜花がどんだけ傷付いたと思ってんだ!!」
男の胸ぐらを掴んで。
「凜花がトラウマになったんだ!!許せねぇからッ!!」
そう吐き捨てて地面に叩き付けた。
ヨロヨロと逃げて行く男達を睨み、振り返った時…
「…凜花…」
会いたくて、会いたくて仕方なかった凜花が……
そこにいた…
凜花に駆け寄ろうとしたその時……
俺に抱きついた…平山…
凜花が唖然とした。
驚く俺に気付い平山が、振り返り凜花に気付いた…
後退りしながら俺に背を向けた凜花。
「凜花!」
平山は状況を把握したのか、直ぐに俺から離れた。
「悪い…平山…」
そう言うと凜花の背中を追いかけた。