*制服のボタン*I love it forever*
完成したツリーを見つめる凜花……
キラキラと瞳を輝かせて、ライトの光が更に凜花をきらびやにする。
凜花を後ろから抱きしめる。
「来年のクリスマスも凜花とこうしていたい…来年だけじゃないな…これからもずっと俺と一緒にいて」
素直にそう思ってる。
俺とずっと一緒にいたいと言った凜花を、向きを変えてきつく抱きしめ。
「俺…凜花の事離せねぇな…」
そう言った。
離すつもりもないけどな。
離れないと言う凜花が愛しい。
瞳を潤ませる凜花が愛しい。
凜花に俺の事だけ考えろって、言った自分が、凜花しか考えられなくなってる………
凜花に触れたい……
俺だけの凜花……
目を伏せて顔を近付けると凜花が目を閉じた。
キラキラと光るツリーのライトに照らされながら唇が重なった。
「…いてッ!」
俺の足を思い切り踏んづけた凜花がジロリと睨んだ。
だってムードはバッチリだし、凜花も手回したから……その…いいのかなぁ…って……
何も足踏んづけなくても……
あーあ…またお預けかよ……