*制服のボタン*I love it forever*

初めて凜花と過ごしたクリスマスパーティー。



沙織ちゃんが泊まるって、浮かれまくりで帰って行った。


卓も、毒舌な沙織ちゃんの尻に敷かれながらもうまく行ってる。



凜花が洗った皿を、俺が拭いてかたずける。


「何だか新婚みてぇだな」

そう言うと、凜花が頬を赤らめ俺を見た。



……プッ……


凜花と頭をくっつけて笑った。


あの周りがグレーにしか見えなかったあの時じゃ、凜花とこうしてる姿は考えられないな……



この先、どんなに辛い事や苦しい事があっても離さない……


あれだけ辛かった気持ちを乗り越えて、取り戻した凜花の笑顔をなくしたくない。



素直に思ってる……




俺って、相当激甘なんだな……

…凜花だから…?…




女と付き合って、未来なんか考えた事なかったな……


それだけ凜花が好きって事か……



風呂って言ったら、凜花が意識して顔を赤くする。…


あんまり、意識するから俺までドキドキしちゃってるんだけど…



「一緒に入る?」


そう言ったら、ゆでダコみたいになって、首振って…



…プッ……意識し過ぎ…




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