*制服のボタン*I love it forever*
幸せいっぱいのクリスマスから数日後。
「陵弥の両親に?」
「ああ…凜花の事言ったら、是非会わせろって…」
お正月に一時帰国する、陵弥のご両親が私に会いたいって……
いやぁーん緊張……
……のはずだったんだけど…
「キャー…あなたが凜花ちゃん…可愛いわぁ…陵弥ったら見る目あるぅー」
って、陵弥のママさんに抱きしめられちゃって……
「私も後、数十年若かったらなぁ…」
って、パパさんまで……
陵弥なんか大爆笑してるし、緊張して損したぁ……
陵弥とそっくりな綺麗なママさん。
背の高いカッコイイパパさん。
何か、娘が欲しかったらしくて凄く大歓迎された私。
日本滞在中は、陵弥そっちのけで、可愛がってくれた。
「凜花ちゃん…こんな息子だけど、陵弥の事宜しくね。
あの子、小さい時から鍵っ子だったから淋しい思いをさせてしまったから…
でも、凜花ちゃんがいてくれるから安心だわ…昔の陵弥じゃ彼女なんて考えられなかったもの。
自分から凜花ちゃんの事話して来たのよ…余程凜花ちゃんが好きなのね…」
って、ママさんが意味深に微笑んだ。
何か…照れるし、恥ずかしい。