*制服のボタン*I love it forever*
初めて部屋の中に女を入れた。
キョロキョロと部屋を見回し、落ち着きのない女…
だけど、それが可愛いと思えた。
自然に笑みが浮かぶ。
抱きしめたいって衝動に駆られながら、手を握りしめて腕を組んだ。
女が振り向いた瞬間目が合う。
俺に見つめられ動けなくなった女に触れたい…
触れたら…止められないかもな…
凜花の腕を掴み…
「突っ立ってないで座れば?」
そう言ってソファーに座らせた。
目をパチクリさせる凜花。
「何、意識してんの?」
「ち、違うしッ!」
ムキになって、おもしれぇ…
キッチンでコーヒーを入れてる俺に。
「…あの…何で私を連れて来たの?」
好きだから…
素直に言えない俺は。
「変な女だったから…それに…誰とでも寝る女だったから」
わざと意地悪く言ってみた。
案の定凜花がキレた。
「アンタも噂でしか人を判断しないヤツなのね!?」
凜花の手が僅かに震えていた。
ただの噂だろーが…