*制服のボタン*I love it forever*
「本当かどうかなんて誰にもわかんねぇだろ…」
黙る凜花に。
「俺は噂なんかどーでもいいんだ…俺の事信じれるヤツだけ傍にいれば」
これは…本心だから…
凜花のポケットから落ちたボタンを拾って、凜花の掌に乗せた。
そして…
「…このボタンは俺が信じらんなくなった時に返して…」
そう言ってボタンを握らせた。
本当は、このまま抱きしめたかった…
だけど俺は、のけ反った身体を引き寄せただけで。
「コーヒー冷めるから飲めば?それともコーヒー駄目だった?」
って、馬鹿だ俺…
中庭でキスなんかした癖に、連れ込んだ途端何も出来ねぇなんて…
隣でチラッと見上げられて、そんな顔すんなよ…
冷静を装って結構、俺も意識してる…
俺ってこんなキャラじゃねーぞ!!
何、やってんだ俺…
勢いで連れ込んで、何も出来ねぇなんて…
マジになった女だから…?
散々、動揺した凜花を楽しんでた癖に…
ガッチャーン!!