*制服のボタン*I love it forever*


「…ねぇ…何で私に構うの?」



凜花が真顔で聞いてきた。



お前が好きだから…だろ…とは言えないか……


「ボタン…お前がボタン持ってる限りは俺の事、信じるだろ」



そう言って、凜花を引き寄せた。



凜花を見つめた瞬間…


触れたい…凜花に触れたいって衝動に駆られ目を伏せて凜花に顔を寄せた。




唇が触れそうになった時、凜花が目を閉じた。



【ピンポーン】



微かにインターフォンの音がしたけど、俺は凜花から離れず背中に手を回した。

唇を強引に割、舌を絡めた。


…ん…っ…


甘く漏れる凜花の吐息。
頭が痺れる…もう止められない…


凜花が俺に腕を回す。



【ピンポーン】



【ピンポン】【ピンポン】【ピンポーン】【ピンポン】



…クソッ誰だッ!?


「…ったくっ…ざけんなっ」



渋々立ち上がり玄関に向かう。



…はあああーー…


玄関を開けて、俺は項垂れた。



「ヤッホー」

卓が馬鹿な笑顔で立ってた。


「あっ…女物の靴発見!」

「オイッ勝手に上がんなって」


卓はズカズカ上がり込み、リビングの扉を開けた。



…あーあ…



< 55 / 261 >

この作品をシェア

pagetop