*制服のボタン*I love it forever*
ズカズカ上がり込み、凜花の両手を掴んで、自己紹介なんかしてる卓。
呆気にとられ、呆然とする凜花。
?マークいっぱいで立ち尽くす凜花に、卓と顔を見合わせて笑った。
ゲラゲラと部屋中笑い声が響いた。
卓も噂なんかで人を判断する奴じゃないと言うと。
脱力して座った凜花が。
「アンタの女が来て修羅場になんのかと…」って…
「ばーか、女なんていねぇし。いたらお前を連れて来る訳ねぇから」
女なんて凜花以外、部屋に入れた事ないつうの!!
卓は余計な事ばっか喋るし。
いつも中庭から見てた事まで喋っちまうし…
早く帰れって!!
卓を玄関まで見送ると。
「陵弥…マジな女、大事にしなよ」
って……
「ウザッ…んな事、わかってる…」
そう言うとニッと笑って卓は帰って行った。
リビングに戻ると凜花が。
「私も…帰る…」
そう言った。
まだ…帰したくない…
立ち上がった凜花に顔を近付け唇を塞いだ。