*制服のボタン*I love it forever*
放課後、凜花と帰る。

自然と顔が緩む…



下駄箱に行くと人が集まって騒がしい。



女の言い合う声…



「どうやって陵弥を取り込んだのか知らないけど、どうせ直ぐ飽きて別れるんなら、さっさと消えてくんない!目障りなのよ!?」



……平山…と…凜花…?


周りに集まっていた中からも凜花への非難の声…



(今度は川上 陵弥だって)
(よくやるよねー)

(どうせ続かないよ)




…ふざけんなッ!!


お前らに続かないなんて言われる覚えはねぇ…




俺は沸々と怒りが沸き上がり、グッと拳を握った。


そして………




バァーンッ!!!!
―――――――――――



下駄箱を思い切り叩いた。



シーンと静まり返る中、凜花に食って掛かっていた平山を睨むと、みるみる顔色が変わった。



「お前ら凜花に何言ってくれる訳?」



青ざめた平山の前に立ち


「平山。これ以上凜花に変な噂立てる様な真似すると俺、女でも容赦しないよ?」




そう吐き捨てた。



これ以上、凜花に何も言わせたくない。




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