500年の復讐



 喋ろうとしない私に啖呵を切ったようだ。
 『あの子』の頭を持ったまま私の横にやって来て私の1つに縛っていた髪を上に引っ張る。痛い。
 そして私の耳元で喋る。
「どうなんだ?感想は?」
「――――――」

 異端審問官は顔を歪めて、

「お前をすぐに火炙りの刑にするぞ。しかし、それでは面白くないからこうして時間を
持たしていると言うのに・・・・」

 やめて―――もう聞きたくない――――



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